全日本選手権ロードレース

2013 全日本選手権ロードレースに参加してきました。
昨年の岩手県八幡平から、今年は場所を変え、大分県で開催。
台風4号が九州地方に接近していて、心配しました。
コースの事前情報では下りと登りしかない厳しいコースらしい。
とても不安を感じていました。


レース前日の金曜日に現地入りし、会場へ着くとやはり雨が
降っていて、かなり濃い霧も出ていました。いきなり試走は危険と
車でコース下見へ向かいました。
下り区間もコース幅が狭く、またすごくカーブもきつく
後半の登り区間はずーっと緩まず続くかなりキツイコースです。
雨がやみそうになかったので、試走をどうしようか迷った
のですが不安要素はなくしたかったので、その後1周試走
をすることに。


ジュニアはギア比制限があるため、あまりセッティングに
バリエーションがないのですが、その中でも最善の
セッティングをチョイスする為のデータは試走で確認出来ました。

しかし、雨でこのコースは厳しすぎる・・・。
天気予報では翌日は曇りとなっていたので、
それをとにかく信じました。


スタート/フィニッシュ地点は結構標高が高かったので
この日の景色は雲が眼下に見えました。

これは、スタート地点とコースの下り終えた下の場所では
全く違う天気になる事を表しています。
昨日の試走時も霧がすごく出ていて先が見えにくい場所と
雨があまり強くない区間があって、不安を感じたんですが
やはりレース本番もどんな天候になるのか読めません。


昨日の試走で感じた事、
「アップはいつも以上にしないと、このコースは厳しいぞっ」
と言う事で、いつも以上に入念にアップしました。


そして、
いよいよスタート時間が迫りスタート地点にスタンバイ!

レースは1周15kmのコースを3周回の合計45km。
スタート後、最初の下り約9kmはローリングスタート
となりましたが、下りと言う事もあり、それほどスピードを
落としての走行でなく、そこそこ早く下っていく事となります。
9kmのニュートラルが終了し、登り区間からリアルスタート。

坂口選手が最初の登りで飛び出し、すぐに追走したものの
登りのペースに着ききれず、同時に反応した谷選手と2人で
パックになり走行していきました。

霧が出ていて視界が悪く、
下りコーナーでは特に危険を感じた為、
念のためサングラスを早めに外しました。


2周目に入り、下り区間で後続の選手に追いつかれ一時は、
5番手まで下がってしまいましたが、そのあとの登りで
絶対追いつくと、気持ちを切らさず追いかけ、
登り中間には捕える事に成功。


追走に気付いた谷選手が、そこからアタックし
それに反応して再び2人で登坂区間を走行。ラスト1周。


しかし、コースは序盤よりも、かなり濃く出てきて、
最後の下りでは再びスピードに乗りきれず、谷選手に前へ
行かれてしまい、あっという間に視界から消えてしまった。

再度登り区間で捕えようと、諦めず必死にペダルを回して
登りましたが、最後まで谷選手の姿を確認する事は出来なかった
しかしゴール前最後の力を振り絞って、ダンシングでゴールへ。

結果3位でした。力は出し切りました。

レース中すごくたくさん声援をもらい、おかげで最後まで
気持ちを強く持ち続ける事がきて、3位でゴールできました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

もっと力を付けて勝てる選手になりたいと改めて実感しました。
今後もご声援よろしくお願いします。


署名のあるPhoto:加藤 智